広島県・愛媛県の本州四国連絡橋・尾道・今治ルートにあたる生口島、大三島、伯方島、大島のサイクリングコースの紹介をします。特に交通量が少ないコースを紹介します。今回は、伯方島一周コースの紹介です。
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交通量が少ない。距離は50km程度のコースを紹介します。
今回紹介するコースは私がよくロードバイクで走るおすすめのコースです。
伯方島一周コース(左回り)
寄り道をしない場合、島一周は、約20kmです。ほぼ、平たんな道路で道路幅も広く、交通量も少なく快適に走ることができます。
紹介するのは、寄り道を含めて40km程度のコースです。最高の標高は大三島橋の41mです。
この島は、しまなみ海道沿いの中で一番小さい島です。また、「伯方の塩」の発祥の地です。たくさんの塩田跡も見られます。いいポイントもたくさんあります。
スタート・ゴールは、
道の駅 多々羅しまなみ公園
隣の大三島にある道の駅多々羅しまなみ公園をスタートします。道の駅多々羅しまなみ公園は、大三島一周コースで紹介していますので参考にしてください。スタート・ゴール地点を、道の駅伯方S・Cパークにすれば、島一周の約20kmのルートになります。
まずは、大三島橋(スタートから6km)に向かいます。
大三島橋・鼻栗瀬戸
![大三島橋:鼻栗瀬戸](https://i0.wp.com/yamagaeru.com/wp-content/uploads/2020/06/P_20170521_145205_R.jpg?resize=576%2C1024&ssl=1)
![大三島橋からの夕日](https://i0.wp.com/yamagaeru.com/wp-content/uploads/2020/06/P_20181124_164802_vHDR_Auto_R.jpg?resize=768%2C1024&ssl=1)
大三島橋から見た夕日
大三島と伯方島の間にかかる橋です。大三島側は、たくさんのソメイヨシノが植えられ、春には楽しませてくれます。
橋の下は、鼻栗瀬戸(幅約300mの海峡。進路が直角に曲がっているため船の難所といわれています。)です。
造船の島(伯方島)
![伯方島](https://i0.wp.com/yamagaeru.com/wp-content/uploads/2020/06/Snapshot_53_R.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
自転車道路を下りきったら右側の道路へ(う回路)
島を右回りで行く時は、ここ👆を左折
![しまなみ造船](https://i0.wp.com/yamagaeru.com/wp-content/uploads/2020/06/無www題.jpg?resize=1024%2C886&ssl=1)
道路沿いの造船所(建造中)
橋を渡り自転車道を下りきったらメインルートの国道317号線に出ますが、すぐにその右の脇道を直進します。やがて、国道317号線に出るう回路です。この道の方が、標高差が少ないので楽です。さらに、造船所【しまなみ造船(株)】があり、道路の直近で大型の船をまじかに見ることができるときがあります。
やがて、ホームセンターやコンビニがあります。道路沿いにあります。
道の駅伯方S・Cパーク”マリンオアシスはかた”
道の駅伯方S・Cパークで休憩しましょう。伯方の塩ソフトクリームで熱い体を冷やしましょう。300台も駐車でき、いろいろな施設が整っています。レンタサイクルターミナルもあります。
イルカと触れあえる施設”ドルフィンファームしまなみ”やオートキャンプ場もあります。
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伯方・大島大橋自転車道出入口を入らず、そのまま直進します。ここからは、しまなみ海道のメインルートから外れます。
鶏小島 船折瀬戸
海食洞のある鶏小島を見下ろせるキャンプ場があります。
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![](https://i0.wp.com/yamagaeru.com/wp-content/uploads/2022/09/Snapshot_461.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
国立の水産研究所
あまり知られていませんが、途中、トラフグやイカナゴなどの水産資源の増殖についての研究をしている国立の瀬戸内海区水産研究所があります。日本の漁業を支える研究所です。普段は、公開はされていません。
木浦港
木浦は伯方島の中心の街です。密集した家が続きます。
ここまで、塩ラーメン(さんわ伯方島本店)を食べに来るサイクリストも多いです。
木浦港にも、二つの造船所が有ります。「伯方造船」と「村上秀造船」です。コースは、「伯方造船」の建造中の船のすぐ横を通って進みます。ここらあたりからは、極端に交通量も少なくなります。
塩田跡(クルマエビ養殖場・ソーラー発電)
島の北東側の、広大な塩田の跡地には、クルマエビやヒラメの養殖場が広がっています。また、跡地には大型のソーラー発電施設も多くなりました。社会の変化に伴って土地の利用方法が変化しています。
大角豆島(ささげじま)【トンボロ地形(陸繋島)の島】
コースから少し寄り道をして、島の東側の岬方面へ約300m行くと大角豆島が見えます。トンボロ地形と言って潮が引くと道(砂州)が現れ、沖にあるこの島まで歩いて渡ることができます。このような地形は、昔は瀬戸内海ではよく見られましたが埋め立てなどで少なくなりました。
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トンボロ地形の大角豆島
北浦休憩所
![北浦休憩所](https://i0.wp.com/yamagaeru.com/wp-content/uploads/2020/06/P_20181008_122711_vHDR_Auto_R.jpg?resize=768%2C1024&ssl=1)
北浦休憩所からの景色
![前浜休憩所から多々羅大橋を望む](https://i0.wp.com/yamagaeru.com/wp-content/uploads/2020/06/P_20181008_124209_vHDR_Auto_R-1.jpg?resize=768%2C1024&ssl=1)
前浜休憩所から多々羅大橋を望む
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島の北側に行ったら、まず、道路沿いの北浦休憩所で一息つきましょう。サイクリング専用の休憩所です。東屋もあります。そこから、2kmほど進むと多々羅大橋が見えてきます。絶景ポイントが続きます。前浜休憩所でゆっくり写真撮影できます。
絶景スポット
![](https://i0.wp.com/yamagaeru.com/wp-content/uploads/2022/09/Snapshot_455.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
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大三島橋へ向かう道路への入り口まで戻ってくると島の一週は終わりです。大三島橋を渡り、スタート地点の道の駅多々羅しまなみ公園へ戻っていきましょう。
道の駅の手前の海岸線は多々羅大橋と青い海の撮影ポイントが続きます。自転車で小道に入っていくと砂浜があります。
ゆったりと落ち着いた雰囲気が魅力の伯方島でした。
しまなみ海道には、たくさんのサイクリングコースがありますので、ゆっくりと楽しんでいってください。
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しまなみ島走PLAN <改訂版Ⅰ> しまなみ海道を自転車で旅する本 [しまなみ海道] [ガイドブック]