花の三瓶山|登山の楽しみが凝縮した山【おすすめ】

daisenkuwagata 登山・ソロキャンプ
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島根県の三瓶山を登山するとき、ぜひ見てほしい自然を紹介します。後半は、登山道の脇に咲く花とサイクリングコースを紹介します。

三瓶山登山みどころ紹介

三瓶山登山の魅力に、以下のように、草原・岩場・自然林・稜線歩き・カルデラ湖などさまざまな山のシチュエーションが凝縮されていることです。

 ①男三瓶山のブナなどの自然林
 ②男三瓶山頂上付近の岩場・砂礫層
 ③男三瓶山頂付近の草原
 ④ロープのある急峻な岩場登り(女三瓶~男三瓶、子三瓶~男三瓶)
  【2018年の島根県西部地震で崩れた個所があり、要注意】
 ⑤子三瓶山、孫三瓶山の見通しのきく草原・低木
 ⓺孫三瓶山~大平山の木の生えた稜線歩き
 ⑦室の内のカルデラ噴気孔
 ⑧手軽に登れる(リフト)女三瓶山

それらの中から一部を紹介していきます。

三瓶山の溶岩ドーム群

三瓶山は活火山である。約10万年前から活動をはじめ、最後の噴火が4000年前である。中央部には直径約4.5kmのカルデラがあり、溶岩ドームの男三瓶山 (1126メートル〈m〉、女三瓶山 (957 m)、子三瓶山 (961 m)、孫三瓶山 (907 m)、と太平山 (854 m)、日影山 (718 m) の6つの峰などがカルデラの周りを囲み、外輪山のようになっている。(実際は外輪山ではない)火口の中には室の内池と呼ばれる火口湖が存在している。

まるで外輪山のようにたくさんの山が囲み、中央にカルデラがある山なので主峰の男三瓶以外にも登山で楽しめるビューポイントがたくさんあります。登山道も整備されています。

カルデラ|室の内池(火口湖)

冬の室の内池

火口に水がたまった小さな池です。回りを山に囲まれた自然感たっぷりの静寂な場所です。ゆっくり、休憩できる場所です。

噴気孔|鳥地獄(二酸化炭素の噴出)

カルデラの中(室の内池の近く)に「鳥地獄」と呼ばれているところがあります。地中から二酸化炭素が噴出しており、その影響か一部森林が途切れ、草地になっています。

三瓶山自然林|男三瓶山のブナ林

男三瓶山の頂上近くの北斜面には、ブナの林があります。この周辺は、三瓶山自然林(国の天然記念物)として保護されています。

珍しい植生|カシワの木(カルデラ内)

カルデラの中はカシワの木が多く生えています。独特の植生です。「鳥地獄」周辺も多く生えていますが木が小さいです。

5山を縦走

登山道(三瓶山)で見られる花

ダイセンクワガタ|岩場や砂礫層に咲く

名前に大山(だいせん)【鳥取県】がついている。大山や三瓶山など一部の中国地方の山の砂礫地や岩場に生える多年草。高さは20センチ。花の直径は1cmもありません。花期は5~6月、小さなうす紫の花が咲く。三瓶山の登山道でも岩場や砂礫層の限定された場所で見られます。

登山道の脇には、春から秋まで様々な花が咲いています。

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初夏

三瓶山ヘルシートレーリング(サイクリング)コース

三瓶山ヘルシートレーリング(サイクリング)コース / やまがえるさんの三瓶山・大平山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
三瓶山自転車専用道路(往復9km)の紹介。コースの特徴は、・距離が短い・高低差が少ない・ファミリー向き・徒歩・自転車専用道路・一本道の林間コース

サイクリングやランニング、散策等におすすめのコースです。北の原から東の原を結ぶ自転車と徒歩専用の道路です。コースの特徴は、
・距離が短い(片道4.5km)
・高低差が少ない
・ファミリー向き
・徒歩・自転車専用道路
・一本道の林間コース
コースの途中に人家のない、まったくの林間コースです。

「東の原」には、石見ワイナリーがあります。レストラン「石見の杜」も併設されています。

三瓶ワイン

三瓶観光リフト

東の原から大平山の山頂近くまで観光リフトがあります。(冬季休業)大平山山頂の展望スポットや女三瓶山まで手軽に行けます。

大平山展望ポイント

冬はスノーシューハイク&雪山トレッキング

気軽にスノーシューでハイキング

 雪が降ると高低差の少ないコースでは気軽にスノーシューでハイキングが楽しめる。
おすすめは、広い「西の原」である。クロスカントリーのコースがある。ただ、ここは、標高が比較的低いので(450m~500m)雪が溶けやすく、積雪のある日を選んで行く必要がある。ちなみに、西の原の駐車場やトイレは、冬期でも利用できるようにしてくれている。
 また、北の原⇔東の原の間の三瓶山ヘルシートレーリング(サイクリング)コース西の原⇔北の原の間の中国自然歩道も高低差が少なくおすすめのコースである。
 

本格的に雪山トレッキング

 三瓶山の頂上をめざした雪山登山も楽しい。
ただ、溶岩ドームの急峻な所も多く、男三瓶山のススキ原では、霧などで見通しが悪い時は迷いやすい。しっかりした雪山登山の装備も必要である。また、標高が比較的低い山であるが、日本海沿いの山なので天気の変化に注意が必要である。
 変わった楽しみとしては、カルデラ湖の室の内池では、冬は凍るので池の上を歩くことができる。

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