四国・愛媛県の赤石山系の最高峰の東赤石山(1,706m)。頂上付近の岩場ルートを楽しむ登山者でにぎわう。また、花の百名山と呼ばれ、貴重な高山植物の花を求めて登山する人も多い山である。
多彩な高山植物
東赤石山は四国随一の高山植物の宝庫とされ、「花の百名山」として有名(撮影2022年6月30日)
カンラン岩の山
地質的には「東赤石山かんらん岩体」と呼ばれ、四国赤石山系(法皇山脈)の稜線の南北にに露出している。鉄分が酸化して、岩が赤く見えることから赤石山と呼ばれている。東赤石山の頂上付近では戦前から戦後にかけて、クロム鉄鉱やカンラン石などの採掘が行われていた。この周辺は、岩石の作られる過程が複雑な場所のため、多様性がある珍しい岩石や鉱物の産地として世界的に有名である。
マグネシウムを多く含むので、他と違う植物が生えやすい。岩場には、貴重種が育ち、高山植物の宝庫となっています。